富士山は日本一の山!そして世界遺産です!

「富士山、信仰の対象と芸術の源泉」という名目で、富士山は2013年6月に世界遺産に登録されました。

しかし登録までに紆余曲折があったことをご存知でしょうか?もともと富士山は、世界自然遺産として登録を試みましたが、ゴミ問題がネックとなり、登録が見送られる結果に終わりました。

そこで自然遺産ではなく文化遺産として再度申請したところ、やっと認められたという経緯があります。

今でも富士山はゴミ問題を抱えており、ボランティアの方々がゴミ拾いをしているにもかかわらず、問題解決にはまだ時間がかかりそうです。

信仰の対象と芸術の源泉とは?

よく分からない名目ですが、簡単に言えば「富士山を信仰の対象とする文化、そして富士山に芸術的な価値を見いだした周辺エリア」というところでしょう。もっと簡単に言えば、「富士山をここから見ると美しい」と思われる周辺エリアも、世界遺産の対象となっています。

それでは、具体的にどこが世界遺産の対象となっているのでしょうか?まずは「富士山域」と呼ばれる、富士山とそのすぐ周りのエリアから紹介していきます。

■山頂の信仰遺跡群
■富士宮口登山道
■御殿場口登山道
■須走口登山道
■吉田口登山道
■北口本宮冨士浅間神社
■西湖
■精進湖
■本栖湖

以上が、富士山とその周辺エリアで世界遺産として登録されている対象です。続いて、もう少し離れた周辺エリアで登録されているものを紹介していきましょう。

■富士山本宮浅間大社
■山宮浅間神社
■村山浅間神社
■須山浅間神社
■冨士浅間神社
■河口浅間神社
■冨士御室浅間神社
■御師住宅(旧外川家住宅と小佐野家住宅の2つ)
■山中湖
■河口湖
■忍野八海(出口池、お釜池、底抜池、銚子池、湧池、濁池、鏡池、菖蒲池)
■船津胎内樹型
■吉田胎内樹型
■人穴富士講遺跡
■白糸ノ滝
■三保松原

最後の三保松原はご存知の方も多いでしょう。富士山が世界遺産に登録されたとき、テレビで大々的に取り上げられました。結果、週末には長蛇の渋滞ができるという現象も起きました。

ではなぜ三保松原が大きく取り上げられたのでしょうか?その最大の理由は、「まさか登録されるとは思っていなかったから」です。

三保松原は、ICOMOS(国際記念物遺跡会議:International Council on Monuments and Sitesの略称)が登録から外すように勧告していました。「世界遺産の基準に達していない」という理由からです。しかし世界遺産委員会で観光庁の偉い人(?)が委員会のメンバーに三保松原の素晴らしさを必死でアピール。結果、多くの賛同を得て世界遺産に含まれることになりました。 富士山を望む日本屈指の景勝地ですので、ぜひ訪れておきたい場所でしょう。

いかがでしょうか?一言で「富士山は世界遺産」と言っても、登録された細かい部分までは知らない人がほとんどです。しかし「登録された遺跡などを巡る」という視点に立てば、また富士山の面白さが1つ増えるのではないでしょうか?

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