忘却の彼方、琉球王国を満喫しよう!

「沖縄県に旅行に行く」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか?「美味しい沖縄料理に舌鼓を打つ」、「美しい海のリゾートを満喫する」、「ゆったりとした時間の中、のんびり過ごす」というのが一般的なイメージだと思いますが、もともと沖縄県は琉球王国として1つの独立国でした。

そして2000年12月、その歴史的価値が認められ、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてユネスコ世界遺産に登録されました。

関連遺産群とは?

関連遺産群ということは、京都や奈良のように複数の文化財や遺産が登録されているということです。しかしそれらを紹介する前に、「グスク」という言葉の意味を紹介しましょう。

グスクを漢字で書くと「城」となります。といっても、天守閣を備えた縦にそびえる城というイメージではなく、石垣で囲われた施設の総称です。沖縄全体に約300あると言われており、たいていは「申し訳程度に造られている」という感じですが、世界遺産に登録されているグスクは造りも立派であり、一見の価値はあると思います。

それでは、「関連遺産群」の一覧を下に紹介します。

■今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
■座喜味城跡(ざきみじょうあと)
■勝連城跡(かつれんじょうあと)
■中城城跡(なかぐすくじょうあと)
■首里城跡(しゅりじょうあと)
■園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
■玉陵(たまうどぅん)
■識名園(しきなえん)
■斎場御嶽(せーふぁうたき)

どれも当て字なので、とてもフリガナなしで読めるようなものではありません。しかし上記のすべてには琉球王国時代の雰囲気が強く残されており、世界遺産という視点で沖縄を旅行するのも楽しいものです。

もちろん、遺産めぐりだけでは沖縄の観光を満喫することはできませんので、ぜひ余裕のあるスケジュールでグルメ、海のレジャー、泡盛なども楽しみましょう。

いかがでしょうか?沖縄の歴史を紐解くと、じつに数奇な運命をたどっていることが分かります。

14世紀中ごろ、沖縄には3つの王国が存在しており、15世紀初頭に1つの王国に統一されました。そして1872年(明治5年)には日本政府の廃藩置県に伴い、日本国の一部となったのですが、この時には清(現在の中国)が猛反発。その騒乱の中心に沖縄がありました。

さらに太平洋戦争でアメリカの領土となり、1972年、再び日本の国土に戻ります。そのような歴史を踏んできた沖縄ですが、やはり観光客を魅了するだけの魅力を十分に持っており、旅好きでなくても一度は訪れたい場所と言えるでしょう。ただし泡盛の飲みすぎにはくれぐれもご注意を。美味しいのでスルスルと喉を通るのですが、翌朝は大変なことになります。

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