里山を満喫!白川郷の合掌造り集落

白川郷の合掌造り集落は、1995年12月に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」という登録名で世界遺産に仲間入りを果たしました。

里山は日本の原風景と言われています。そんな里山には、都会暮らしでのストレスを癒してくれるヒーリング効果があります。「日々の忙しい生活に疲れた…」と感じているなら、ぜひ白川郷の合掌造り集落を訪れてはいかがでしょうか?

合掌造りとは?

合掌造りとは、梁(はり)の上に手を合掌したような感じで木材を組み合わせて家の構造を作り、その上に茅葺を敷いて、屋根にする家屋建築構造のことです。そのようなことから「合掌造り」と言われており、白川郷には他の地域にはない特徴がいくつかあります。

まず家が「南北」に面しており、地形上、強い風の影響を受けにくいというメリットがあります。さらに南北にすることで屋根への日照量が調節できるため、夏は涼しく、冬は暖かく保つことが出来ると言われています。そして囲炉裏から立ち上る煙が梁や木材を燻すため、天然の防虫剤としての役割も果たします。

合掌造りの特徴はそれだけではありません。屋根裏には空間があり、そこが仕事の作業場として使われていました。幕末から昭和初期にかけては、養蚕業が白川郷の経済を支えており、屋根裏の大きな空間を最大限に活用するのが一般的でした。

世界に認められたSHIRAKAWAGOU

ドイツの著名な建築学者であったブルーノ・タウト氏(1880~1938)は、1933年から3年ほどを日本で過ごし、日本美の再発見をするために日本全国を旅してまわりました。桂離宮や日光東照宮を世界に知らしめたのもブルーノ氏の功績です。

そしてブルーノ氏は、合掌造りに関して次のように述べています。
「合掌造りは、私が知っている日本の美しさではない。つまり日本的ではないと言える。この風景はスイスのものであり、さもなければスイスの幻想である。そして建築学上、極めて合理的であり、論理的でもある」

日本での旅を終えたブルーノ氏は、帰国後に著書を発表。日本の様々な美しさに触れているのですが、上記のことから合掌造りは世界中の人たちを魅了することになりました。現在でも外国人観光客が多く訪れるのは、ブルーノ氏の賞賛があったおかげと言えるでしょう。

白川郷の合掌造り集落は、近辺を歩いているだけでも心が癒されます。しかし、かつてドイツの著名な建築学者がこの地を訪れ、外国人の目線から合掌造りを考察したのは非常に面白いと言えるでしょう。

もちろんグルメも忘れてはいけません。イワナやマスなどの川魚も有名であり、近隣の飲食店では自分たちで養殖した川魚を新鮮なうちに調理してくれるところもあります。アクセスもそれほど不便ではないので、ぜひ次の休暇に訪れてはいかがでしょうか?

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