エクアドル、進化論の島ガラパゴス

ガラパゴス諸島は、南アメリカ大陸から1050km離れた太平洋上の島。赤道直下にあるものの、ペルー海流の影響で過ごしやすい気候。雨が少なく内陸部には植物は非常に少なく、サボテン類などの低木が見られる程度です。

19の島からなる火山諸島であり、500万年~1000年前に誕生以来、大陸とのつながりがない海洋島です。海を渡ってきたか飛来した生物の子孫しか存在しないため、固有種が多いことが特徴です。それが、ダーウィンによる進化論の発見につながりました。

ダーウィンの発見

イギリスの生物化学者ダーウィンは19世紀の人。母方の祖父は世界的陶器メーカーの「ウェッジウッド」の創設者です。1931年に、イギリス海軍の測量船に乗船させてもらい、航海記録をとったり測量調査を手伝ったりします。

1835年9月にガラパゴス諸島に立ち寄った時に、生息するウミガメの変種に気がつきます。これが後の進化論の発見へとつながります。ダーウィンはこの時、ガラパゴスゾウガメを持ち帰りますが、このカメはその後2006年まで175年生きたそうです。

ダーウィンはここでの小さな気づきを発展させますが、「種の起源」が発表されたのは1859年。初めてガラパゴスに立ち寄った24年後のことです。

エクアドルとガラパゴス諸島

エクアドルは南アメリカ西部の国で、国名は「赤道」を意味するスペイン語です。10000年前から先住民が住み、8世紀ころには都市国家的なものができました。15世紀にはインカ帝国の一部となり、16世紀にはスペインに征服されます。人口は1350万人ほど。言語はスペイン語で通貨は米ドルです。

ガラパゴス諸島はエクアドルの国立公園となっています。諸島全体が世界遺産となっており、第一号の遺産登録だったことから世界的に有名になり、現在も人気の観光地です。諸島をめぐる大型のクルーズ船があり、4日~8日程度かけてまわることができます。

123ある島のうち、4つに人が暮らしており全体で2万人ほどの人口です。島にはホテルもあり滞在が可能です。元々哺乳類はいませんでしたが、入植者の持ち込んだヤギが繁殖したこと、またエルニーニョ現象による環境変化もあり、多くの生物が絶滅の危機にあります。観光地化が進んだこともあり、2007年にはいったん「危機遺産」にも登録されました。

生物学の革命的発見である進化論のきっかけとなった島、ガラパゴス。赤道直下の美しい島にで、生命の起源について考えてみませんか?

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