海外ではスリや置き引きに要注意!

日本人が海外でトラブルに巻き込まれる事例で一番多いものが「スリ」や「置き引き」といった金銭が関わる被害です。しかし、これらの被害は私たちが日本で普段している行動に起因しているものも多いため意識することによって未然に防ぐこともできます。

後ろポケットの財布は絶好のターゲットに!?

財布をジーンズの後ろポケットに入れて歩く男性の姿を日本ではよく見かけますが、海外で同じことをやると一瞬でなくなってしまいます。スリの犯人から見れば「盗んで下さい」と言っているようなもの。持ち物は鞄に入れ、誰かに体を触られたと思ったらすぐに持ち物の確認を行うようにしましょう。

またスリが行われる場所というのも大体決まっています。観光地や電車、ショッピングセンターなど人の多いところでは、人ごみで犯行が隠されてしまうためスリに遭う危険が高まります。エスカレーターなどの逃げ場のない場所で集団による盗みを行う場合もありますので、こういった場所では鞄やリュックを体の前で持つようにすると効果的です。

食事をしていたら鞄がなくなった!

日本人はカフェやレストランに行ったときに空いたイスや足元に鞄を置くクセがあります。「席の確保のためにイスに荷物を置いたけど、戻ってきたらなくなっていた」というケースは海外旅行のトラブル事例として頻繁に報告されています。

特に海外のオープンテラス方式のカフェやレストランなどではこの手の置き引きは日常的に発生しており、その被害に遭うのは観光客だけではありません。たとえ一瞬であったとしても席から離れるときには必ず鞄を持つようにし、手を離さないようにしましょう。

しかし食事の最中など、どうしても鞄から手を離さなければならない状況は発生します。このようなときには自分の体に鞄が密着するように置いたり、視線で確認できる位置に置いたりするなど置き方を工夫することも大切です。

最近では高級レストランやホテルでも被害が発生しており、「日本人は金持ち」ということで特にターゲットにされてしまう傾向があります。どんなときでも常に鞄を意識しておき、周囲で注意を引くようなことが起った場合にはすぐに持ち物を確認するようにしましょう。

「分散」管理でリスクを軽減

どんなに気をつけていてもスリやひったくりの被害に遭ってしまうことはあります。そんなときのために資金を分散させておくことも、有効な方法の一つであるといえます。 お金やクレジットカードを2箇所、3箇所に分けて持ち歩くことで、万が一被害に遭ったとしてもその後の旅行を楽しむことができます。もしこれが1ヵ所にまとめていたとしたら、もう旅行どころではありませんよね。

資金を分散させるため、海外旅行のときにはクレジットカードを最低でも2枚は持って行くことをおすすめします。3枚あれば安心です。ただし分散した資金をホテルの金庫などに預ける場合には注意が必要です。「部屋の金庫に貴重品を入れて鍵をかけて出かけたら、戻ってきたときにはなぜか金庫の扉が開いていた」という事例も報告されています。日本でも名の通った有名ホテル以外ではセーフティボックスを使用しないほうが無難かもしれません。

普段日常的にやっている行動が、海外では思わぬトラブルを生む原因となってしまうことがあります。楽しく旅行するためにも渡航先では自分の周囲に常に注意を払うことが重要です。

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